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August 11, 2012

青空文庫→縦書きEPUBちょっと追加

1. たとえば、ao.htmlからao1.htmlとao2.htmlにリンクが張ってある場合、3つのファイルがローカルにあれば、Calibreは「ebook-convert ao.html ao.epub」だけで(オプションは適宜つけてください)、ao1.htmlとao2.htmlの内容も取り込んでEPUBファイルを作ってくれます。ですので、個別の作品にリンクを張った「目次ページ」を自作すれば、「作品集」のようなEPUBファイルを作成することができます。

2. ebook-convertのオプション
(1) できたEPUBを読むときに、ビューアの動作が重いと感じる場合は、「--flow-size 80」といったオプションを付けて、内部のファイルを細かく分割させると改善する場合があります。「80」はとりあえず私が採用している数値なので、最適な値は他にあるかもしれません。
(2) 使うビューアが決まっている場合は、「--output-profile sony」などとすると快適になる場合があります(具体的には、大きすぎる挿絵などは画面サイズに合わせて縮小してくれる、など)。「sony」の部分は、他に"kindle"や"kobo"があります。詳しくは、マニュアルを参照してください。

3. aozoraepub.cssについて
(1) 傍線を使った文書を扱ったことがないので、よくわからないのですが、傍線が正しく処理されないかもしれません。とりあえず「text-decoration: underline」で傍線が引かれることだけは確認しています。
(2) 青空文庫の注記(「[#」ではじまるもの)を表示させたくないのであれば、「.notes { display: none; }」をaozoraepub.cssに加えると良いです。

4. htmlファイルの書き換えについて
(1) とりあえず、「margin-left」を「margin-top」に、「margin-right」を「margin-bottom」に一括変換しておくと良いような気がします。
(2) 半角数字などが横になるのが嫌なら、その部分を<span class="tcy">と</span>で囲むと良いです。
(3) [#改ページ]はその部分のspanタグに付いているclass="notes"をたとえばclass="page_break"とかに変更して、aozoraepub.cssに「.page_break { display: none; page-break-after: always }」を加えると、その場所で改ページするようになります。

私も十分な知識があるというわけではありませんので、いろいろ不完全と思います。工夫してよりよいものにしていただけるとうれしいです。

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August 03, 2012

青空文庫から縦書きEPUBファイルを作ってみる

ソニーReaderもEPUB3に対応したことですし、今まで縦書きPDFにして読んでいた青空文庫の作品を縦書きEPUBにしてみよう、という話です。(EPUBならフォントサイズが変更できる、というメリットがあります。あと、リンクの設定が少しラク、かな)

Calibreを使います。

手順はざっくり次のとおりです。(Calibreはインストール済みという前提です)
1. 青空文庫の読みたい作品のページに行き、「いますぐXHTML版で読む」を選択。
2. ページが表示されたら、そのページを保存する(オプションがある場合は「Webページ、完全」にする)。このとき、ファイル名はアルファベットで付けるのが良い。ここでは、ao.htmlという名前で保存したことにする。
3. ao.htmlを保存したのと同じ場所に、添付のaozoraepub.cssを置く
4. ao.htmlを保存した場所に移動し、コマンドラインで次のコマンドを入力する

ebook-convert ao.html ao.epub --extra-css aozoraepub.css --no-default-epub-cover

これで、ao.epubというファイルができる(はず)。(2012.8.4 後ろのオプションを追加しました。自動生成されるカバーは日本語が文字化けするので)

CalibreのGUIでも同じことができますが、説明が大変なので省略します。

実際に試していただくとわかりますが、完璧ではないです。完璧を期すためには、どうしても元のhtmlファイルに手を入れないといけませんが、ここでは、元のファイルには手を付けないという方針にしてみました。

また、これでできたEPUBは縦書きですが、ページ送りが「左綴じ」です。
これは、できたEPUBをunzipして、中にあるcontent.opfをエディタで開き、<spine>タグにpage-progression-direction="rtl"と書き加えて再度zipすれば解決しますが、まあ、放置しておいても実害はないと思います。そのうち、Calibreに「右綴じオプション」が実装されるのを期待、ということで。

小栗虫太郎「黒死館殺人事件」で試したところ、おおむね満足ですが、段下げを「margin-left: 3em」などと直に書いているところはcssでは処理しきれないので、きちんと段下げされませんでした(縦書きのときは、margin-leftをmargin-topに変える必要がある)

「aozoraepub.css」をダウンロード

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August 02, 2012

PRS-T1(また)値下げ

14,800円というのはかなりおトク感があります。

とはいえ、ここまでくるとPRS-T2がどんなものか、見極めてからでないと手は出しにくいですね。

それにしても
PRS-G1 19,800円
PRS-T1 14,800円
PRS-350 9,980円
というラインアップで、PRS-T2がどこに入ってくるのか、大変気になります。

# カラー化して24,800円か、音楽再生機能を省略して9,800円のどちらか! とか?(戯れ言です。気にしないでください)

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ハリー・ポッター販売開始

Pottermore Shop日本店が開店したようです。

「サンプル版」をソニーのReader(PRS-350とPRS-T1)とKobo Touchに入れて表示を確認してみました。(ブログで取り上げている割には自分で購入する考えはあまりなかったり...)

ソニーの2機種は問題ありませんでしたが、Kobo Touchは以下の2点の問題(?)があります。

1. 「ドキュメントデフォルト」のフォントのままでは日本語が表示されない。ただし適当な日本語フォントを選択すれば表示に問題はない。

2. ファイルの内部では「右綴じ」の設定になっているのに、ページ送りの操作が「左綴じ」用(つまり、楽天Koboで購入した日本語書籍とは逆)になる

どちらも、ファイル名を"~.kepub.epub"に変更すれば解決します。

別に読めないわけではないので目くじら立てることではないのかもしれませんが、せっかくDRMフリーで販売され、手ごろな価格の端末で気軽に楽しむ、という選択肢ができたのに、そうしたカジュアルユーザーにとっては不必要に敷居が高くなっているような状況で、少し残念な気がします。

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