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February 26, 2010

[電子書籍]組版のこと

「本田雅一の週刊モバイル通信」に日本語電子書籍の組版の話題が出ていた。要約すると、AppleのiPadはePubをサポートするというけれど、ルビや傍線といった日本語組版特有のレイアウトを示すタグがePubではまだ正式サポートされていない。加えて、ビューワが縦書きも含めた日本語組版にどこまで対応してくるか、予断を許さない、という話。



Sony Readerも事情は同じで、メニュー等の日本語化はすぐに対応できても、縦書き・ルビ対応のePubビューワを装備するまでは道のりが長い気がする。ちなみに、ソニー独自のBBeBフォーマットは縦書きもルビも定義されていて、Librieではきれいに表示できていた(Sony ReaderはBBeBをサポートはしているものの、縦書き・ルビ表示の機能は削除されているみたい)


Kindleにしても、日本語のmobiファイルを作ることはできるが、今のところルビには対応していないし、縦書きをサポートするmobipocket readerというのも見たことがない。

個人的には、縦書き・ルビ付き・フォント埋め込みのPDFを作るか、ページのスキャンイメージからePubなりmobiなりのファイルを作れば良いので、そんなに困っていないが、「日本語版Kindle」とか「日本語版Sony Reader」とかを出すときはどうするんだろう?とは思う。(その前にiPadか)


これが一番手っ取り早い解決、かも?

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February 09, 2010

[電子書籍] Kindleの辞書(英語以外の件)

[電子書籍] Kindleの辞書(英語以外の件)
[電子書籍] Kindleの辞書(英語以外の件)
とりあえず引けるようになったので書いておきます。mobipocket creatorを使うのが前提ですが、やったことは

1. Book settingsの”This ebook is a dictionary"にチェックをつけた上で"input
language"を"English"にする
2. Metadataの"Main subject"で"Dictionaries"を選ぶ

の2点です。仏和辞書と西和辞書がとりあえずできましたが、これがどんな場合でも有効なのか、この2つが必ず必要なのか、はっきりとはわかりません。

この2つがKindleのルックアップ辞書として必須だとすると(特に1)、市販の(mobiフォーマットの)非英語辞書はすべて(ルックアップ用には)使えないということになってしまいます。非英語の辞書のinput
languageがEnglishに設定されていることはありそうもないですからね。でも、ホントに1は必須なのかな?

# まあ、それ以前の問題としてDRMがかかっていればKindleでは読めませんが

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[電子書籍] Sony Readerのバッテリ

Sony Readerのバッテリが言うほど保たない、という話があって、mobilereadのフォーラムでもよく話題になってます。

話がややこしいのは、Sony Readerの場合「メモリ(特にメモリカード)へのアクセスがバッテリを消費する」という性質があって、メモリスキャンの頻度によって「バッテリの保ち」が相当変動するようなのです(あくまで私の経験ですが)

Sony Readerは
・起動時
・メモリカードを挿入したとき
・PCとの接続を切ったとき
にメモリスキャンを行うようです。ですので、大量の本を格納したメモリカードを挿した状態で再起動を繰り返すと、それだけでみるみるバッテリが減ります。一方で、本体メモリだけに少数の本を入れていれば、それなりに長持ちするようです。

ついでながら、最初のメモリスキャンの際にキャッシュファイルが作られて、2度目からはスキャンの時間が短くなる(=バッテリの消費が抑えられる)のですが、PCのReader
Libraryソフト経由で転送するとあらかじめキャッシュファイルが作られるので、直接コピーするよりも(スキャン時間の点では)得のようです。

この他
・メモリカードの容量によってバッテリの消費が異なる
・メモリスティックとSDカードでバッテリの消費が異なる
・メモリカードのメーカーによってバッテリの消費が異なる
などなどいろんな話があるみたいですが、実際のところどうなんでしょう?

私の場合はSanDiskのSDカード(8GB)に500冊くらいの本を入れている状態で、1週間ちょっと保つ感じです。

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February 06, 2010

[電子書籍] Kindleの辞書

[電子書籍] Kindleの辞書
Kindle2では、mobipocke辞書形式のファイルをDocumentsフォルダに入れておけば、「MENUキー」→「Settings」→「MENUキー」→「Change
Primary Dictionary」で辞書の切り換えができます。「もび汁」(http://series60.sakura.ne.jp/6630/pukiwiki.php?%A4%E2%A4%D3%BD%C1)さんで紹介されている方法で作った「小辞郎」が手元にあったので、試しに使ってみた様子を貼ってみました。

元の辞書と比較した場合の欠点は、変化形(複数形とか過去形とか)から元の単語を引くようにはなっていないこと、かな。

# なお、同じように作った仏和辞書を使おうとしても、全然機能しないのが謎。調査中。

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PRS-900 日本語化?

Sony Reader Daily Edition (PRS-900)
についても、ロシア語化の方法は公開されています。http://www.the-ebook.org/forum/viewtopic.php?t=12882

やっていることはPRS-600とほぼ同じなので、同じように日本語化もできそうな気がします(やらないけど...本機を持っていないので)

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Kindle 2国際版 日本語フォント導入失敗と復帰(3)

しかたがないので、/etc/rc5.d/
の下にあるスクリプトを一つずつ(といっても、S90antibrickは動いているので、それより後のもの)チェックして、どこで止まっているのか調べることにしました。

で、S90frameworkで止まっていることがわかり、さらにその中を調べると、Kindle2は起動失敗の回数を数えていて、それが一定数を超えると無条件で"Your
Kindle Needs Repair"に行くことがわかりました。(たぶん、再起動を無限に繰り返さないための措置と思います)

ということで
/var/local/system/.framework_reboots
/var/local/system/.framework_retries
を消してやったら、無事起動しました(バンザイ)。

# 消す必要があるのは上のどちらか一方だと思いますが、2つとも消して起動したので深く追求していません。また、実はこんな風にシステムをいじらなくても、ユーザーメモリのsystemフォルダに適切な名前のファイルを置くと「再起動失敗回数のチェック」を回避できるみたいですが、こちらも追求していません。

このあと、antibrick hackのスクリプトを使って、日本語フォントを導入し、スクリーンセーバーの画像を入れ換えましたが、どちらもうまく行きました。

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February 04, 2010

Kindle 2国際版 日本語フォント導入失敗と復帰(2)

anti brick hackの使い方を確認しておきます。このハックが入っていると、Kindleの起動時にユーザーメモリ領域のsystemフォルダに入っているexec.shというスクリプトが"S90antibrick"として実行され、exec,shはexec.sh.doneという名前にリネームされます。

ということで、exec.shにいろいろ書いてやれば、通常は操作できないシステム領域の操作ができるわけです。

まず行ったことは次の2点です(実際には試行錯誤がありましたが、意味のある作業はこれらです)
・/lost+found の消去と再作成。サイズが妙に大きかったので行いましたが、不具合解消には関係なかったかもしれません。
・フォントハックのソース(正確にはフォントハックのuninstallのソース)を見て、導入したフォントのアンインストールを実行

これで、フォントハック適用前の状態に戻ったはずです。

で、リブート。しかし "Your Kindle needs repair" ............ ガーン orz

(続く)

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Sony Reader PRS-600日本語化(2)

手順を簡単に書いておきます。はっきり言って、故障の危険がありますので、試す場合は自己責任でお願いします(後述のように、私は一度失敗して、修理のために米国に機械を送る羽目になりました)

1) ファームウェアのバージョンが1.0.01.08040であることを確認する。異なっていれば、公式サイトからファームウェアアップデートを入手して更新する
2) http://www.the-ebook.org/forum/viewtopic.php?t=12146
で公開されている、変更用のファイルを入手する(私は1.04bというバージョンを使いました)
3) 2)で入手したファイルをPC上で解凍する
4) 3)で解凍したフォルダの中のtestというフォルダ(1.05ではtest-flashというフォルダ)にあるnew_opt.600.imgというファイルを取り出す
5) new_opt.600.imgはcramfsイメージなので、適当な場所に展開する。(注)
6) 展開したディレクトリのうち、 /opt/sony/ebook/FONT の下にある tt0003m_.ttf
を日本語表示可能なフォントに差し替える(tt0011m_.ttfとtt0419m_.ttfはキリル文字表示用のフォントに変更されているので、キリル文字が不要ならオリジナルのフォントに戻すとファイルサイズが若干節約できる)
tt0003m_.ttf の作り方は、たとえば
http://tiki.is.os-omicron.org/tiki.cgi?c=v&p=PRS-505 を参照
7) フォントの差し替えだけで、書名等の日本語表示は可能になる。メニューメッセージも日本語にしたければ、/opt/sony/ebook/application/resources/scripts/languages/??/assets.xml
を編集する(結構面倒)。なお、??の部分はen:英語、fr:フランス語、de:ドイツ語、nl:オランダ語(中身はロシア語に書きかえられている)なので、不要な言語のものを書きかえるのがよい(英語は残しておいた方が無難)
8) 展開していたディレクトリをまとめて new_opt.600.img を作る(注)
9) md5sumなどで、new_opt.600.imgのmd5チェックサムを作り、new_opt.600.md5に格納する
10) 8)と9)で作成したnew_opt.600.img と new_opt.600.md5
を3)で解凍したフォルダの中のtestフォルダ(1.05ではtest-flashフォルダ)に上書きコピーする

あとは http://www.the-ebook.org/forum/viewtopic.php?t=12146
に書いてある手順に従う(ロシア語ですが、Google翻訳で何とか意味は取れるはずです)

1.04bの場合
11) PRS-600をUSBでPCに接続(メモリカードは抜いておいた方が無難)
12) 3)で解凍したフォルダの中のtestフォルダを丸ごとPRS-600の本体メモリにコピー
13) PCのコマンドプロンプトで、3)で解凍したフォルダに移動し、ebook_msc.exe PRS600 と入力する
14) リターンコードが0であることを確認(0でない場合は上記サイトの指示に従うこと)
15) 通常の手順でPCとの接続を切り、ケーブルを外す
16) ホーム画面が普通に表示されるまで待つ(矢印が回っている間は次に進まない)
17) スタイラスでリセットホールを押す
18) 電源スイッチを操作

これでリブートすれば、日本語表示可能になっているはずです。

(注)cramfsイメージの展開や作成をWINDOWS上で行おうとする場合、cygwinのcramfsを使うとシンボリックリンクがうまく処理されず失敗します(私のはそれでレンガになり、起動画面の"opening
books"から先に進まなくなりました。PCにつないでも認識されないのでお手上げ)。Linux上で行う(ただし、root権限が必要)のが安全と思います。http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=8179
にあるcramfs-toolsを使って正しいオプションを付けて実行すれば大丈夫という話もありますが、私は未確認です。
繰り返しますが、故障の危険がありますので、試すならあくまでも自己責任でお願いします。

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Kindle 2国際版 日本語フォント導入失敗と復帰(1)

Kindleのフォントを入れ替えて日本語の表示を可能にするハックはすでに広く知られていると思いますが、本家で配布されているDroidフォントがあまり気に入らなかったので、手持ちのフォントで作り直したものを入れようとして...失敗しました。

ハックのサイズが大きいので時間がかかるだろうと放っておいたら、いつのまにか画面には"Your Kindle needs repair"の文字が...orz

そのままではPCから認識もされないし、お手上げだと思って3週間ほど放置してました。が、リブート時にホームボタンを押していると"recovery
mode"に入ることがわかって、復帰の望みが出てきました。

recovery modeと言っても、そこで何ができるというわけではありません(kindle 1ではそこからfactory
resetができたみたいですが)。ただ、usbのデーモンが生きているらしく、PCにつなぐと認識されます。これならanti brick
hackで中をいじることができるかも、というわけです。

# なので、何かやる前にanti brick hackを入れるのは必須かと。

(続く)

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Sony Reader PRS-600日本語化(1)

Sony Reader PRS-600日本語化(1)
Sony Reader PRS-600日本語化(1)
Sony Reader PRS-600日本語化(1)
ソニーの電子本リーダーPRS-600については、ロシア語化の手順がwww.the-ebook.orgで公開されていて、書き込むためのcramfsイメージも暗号化無しで用意されているので、cramfsイメージの中のフォントを入れ替えれば日本語も表示可能になる、と思ったわけです。

とりあえずスクリーンショットを付けておきます。

今回行ったのは、書名等を表示するフォントを日本語表示可能なものに入れ替えたことと、メニューメッセージのテキストを準備したことです。

フォントを埋め込んでいないPDFで日本語を表示したりすることはできていません。

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February 03, 2010

Sony Reader PRS-900 v.s. PRS-600

mobilereadのフォーラムに、「返品期限内のSony Reader Touch Edition
(PRS-600)を持っているが、追加の100ドル超を払ってDaily Edition
(PRS-900)に乗り換える価値はあるか」というスレッドが立っている。http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=72379

寄せられているコメントは「ある」というものばかりでちょっとびっくり。

まあ、PRS-900のオーナーにしてみれば、購入したことを正当化する心理的バイアスも働くだろうから、あらためてPRS-600とPRS-900の得失を考えてみる。(というか、このままだと自分も買ってしまいそうなので、自制のために頭を冷やしてみる)

PRS-900がPRS-600から変更になっている主な点は次のとおり。

1. 表示面が縦に少し延びた(600x800 → 600x1024)
2. 階調が8から16に向上した
3. 通信機能(3G)が付加され、ソニーのReader storeから直接書籍の購入ができるようになった
4. バッテリが交換可能になった
5. 付属するソフトカバーは前面のみを覆うタイプ(Librieと同じような仕組み)になった(PRS-600はカバーが付属しない)
6. ジッパー付きのハードケースが付属する
7. メモリカードのスロットに蓋がついた
8. メモリカードが32GBまでサポートされるようになった
9. ストラップホールがなくなった

3は日本にいる限り関係ない。2,4,6,8は改善点と言って良いが、使用感がどのくらい向上するかはよくわからない。趣味の問題だが自分としては5は良いと思う。

個人的には9はちょっと痛い(通勤電車の中での扱いが難しくなるので)

1については、mobilereadでは肯定的な意見が多いが、どうなんだろう?普通の印刷本の判型からは外れるので、スキャンイメージから作ったファイルとか、普通のPDFとかには適さない気がするが。

ちなみに、青空文庫のテキストをTeX経由でpdfにする場合には、クラスファイルを調整してPRS-900の判型に合わせることはできる。試しに作ったpdfをPC上で見てみたが、「縦に長すぎる」という感じは無く、思ったよりは不自然でなかった。

# うーん、これではうっかり買ってしまいそうだ。困ったな。

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February 02, 2010

再開かな?

2005年で途絶えていますが、メールからの投稿ができるようなので試してみます。

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